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腹部肥満と記憶力

第5回 2013年10月
上海春澤健康諮詢有限公司主任医師・上海春澤中医クリニック院長 葉 红(Dr. Ye Hong)

最近、肥満に関する本や資料ばかりを読んでいますが、その中の一つに今まで読んだことがない、興味深い記事を見つけたので、皆様と分かち合いましょう。

今週の<上海中医薬報>(中医の専門新聞)に腹部肥満と記憶力との関連性についての記事がありました。アメリカ・シカゴラッシュ大学医学センターの神経科学研究者たちとアメリカ国立衛生研究院の学者たちの共同研究では、腹部脂肪が多い人は、記憶力の低下や年になると老人性認知症のリスクは普通の人より3.5倍も高いことを発見しました。腹部脂肪の多い人たちの体の中には、肝蔵脂肪の代謝をコントロールする〆型たんぱく質の量が比較的低い、この〆型たんぱく質は肝蔵脂肪代謝をコントロールすると同時に、脳の記憶するところにも存在し、記憶力と学習能力をコントロールにしています。

人間の体重は一定の範囲を超えた時に、最初は肝蔵内のこの〆型蛋白質を消費しますが、最終的には脳を含め身体の中にある〆型蛋白質の全部を肝臓で使いきり、脳にいきわたらなくなります。この研究は既にねずみで実験され、学習能力や記憶力が落ちたねずみの脳にこの〆型蛋白質を注射すると、ねずみの学習能力や記憶力は明らかに改善されました。この最新の研究成果は既に学術から応用段階まで開発され、学習能力の改善や老年性認知症の治療薬として間もなく市場化される見込です。将来は人間の脳にこの〆型蛋白質の量をキープするように、研究が進んでいくことを楽しみにしています。

そこで、賢明な私たちは腹部肥満にならないように心がけ、脳内にいっぱいの〆型蛋白質をためこみ、SBF勉強会に参加しましょう。

上海春澤健康諮詢有限公司主任医師・上海春澤中医クリニック院長 葉 红(Dr. Ye Hong)上海春澤健康諮詢有限公司主任医師・上海春澤中医クリニック院長
葉 红(Dr. Ye Hong)

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