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熱い、温い、冷たい

第2回 2013年07月
上海春澤健康諮詢有限公司主任医師・上海春澤中医クリニック院長 葉 红(Dr. Ye Hong)

今年の夏は本当に暑いですね。
連日40度近い日が続いています。
夏はビールが美味しい季節です。 一汗かいた後の冷たいビールは想像するだけでも美味しそうです。
でも、飲みすぎには注意しましょう。 夏ばての原因にもなりかねません。

初めて日本に行った時は丁度真冬の一月でした。友人が出してくれたお水は、氷の入った冷たい水でしたので、びっくりしました。当時はあまり日本語をうまく話せなくて、友人は何となく私が言いたいことが 分ったみたいで、暫くしてから熱いお湯を持ってきたのです。日本にずっといると日本人はお湯か冷たいお水かのどちらかしか飲まないことがやっと分ってきました。
また、10年ぐらい前の上海でも、始めて来た日本人は夏に出された温いビールに驚きました。今は海外との連動が多くて、殆どのレストランは季節にかかわらず、ビールを冷やして用意していますが、以前の中国にはまったくなかった文化です。

暑い夏になぜ冷たいビールを飲まないかと言うと、冷たい物が胃に悪いということは一般的な常識です。今の若い人たちは冬でもアイスクリームを平気でたべているが、私達子供の頃は、勿論アイスは夏だけの好物でしたが、スイカも立秋以後は食べではいけないとお婆ちゃんに言われていました。これは単になる習慣だけではないです。冷たい食べ物や飲料は胃腸を冷えさせ、胃がもたれたり下痢をしやすくなります。そうすると、食欲がないからまた冷麺や冷えたスイカなどを摂るようになる、というように悪循環を引き起こし、栄養が不足し体力も低下して夏バテしてしまいます。一方人間の体は暑い夏に汗を出して体温を調整しますが、急に冷たい物が体に入ってくると、体が冷え込んで、毛穴を閉じてしまい、汗が出ない、体温の発散もできなくなります。夏風邪や発熱の原因になります。

この為、暑い夏の冷たいビールが美味しいですが、のみすぎないようにケアしましょう!少量で美味しく飲めば、胃腸の保護、夏ばての予防、カロリーの軽減、三つの効果が得られます。健康は普段のほんの小さな習慣の積み重ねが大切なキーワードです。

上海春澤健康諮詢有限公司主任医師・上海春澤中医クリニック院長 葉 红(Dr. Ye Hong)上海春澤健康諮詢有限公司主任医師・上海春澤中医クリニック院長
葉 红(Dr. Ye Hong)

健康管理コーナーでは、上海で頑張っている日本の方々の健康をケアし、予防から治療までサポートします。